衝撃の真実に、サチ、泣く。。。
今回もサチのUPです。前回の城北中央公園の続き。。。
リカが近づいて、お尻のニオイをスンスンしたミニチュアシュナウザーちゃん。
しつこくスンスンする時もあるので、私もリカのあとを追いました。
長くてキレイなまつ毛ですね。 パッチリお目目で。。。
そんな会話から、お互いのワンコの話しが始まって。
手前が、小夏ちゃん、7歳。 その奥がジャック君、推定1歳半。
二人は保護犬だったとママさんがお話ししてくれました。
小夏ちゃんは劣悪な環境のブリーダーのもと、子供を産む道具としてしか
扱われず子供を産めない年齢になった為、捨てられたそう。
手入れなどされず、皮膚炎や口臭もひどく爪もグルグル巻いて伸びた状態だった。
何度も子供を産まされてきた為、カルシウム不足から歯もボロボロ。
保護されてほとんどの歯を抜かなければいけなかった。
ケージからほとんど出たことが無かったようで、ちゃんと歩けず
しかも、泣かないように喉の声帯を切り取られ泣く事が出来ない。
今でも毛の上から喉を触ると、傷の後がわかるそう。
ジャック君も、ブリーダーから捨てられた。
男の子なので、本来なら種犬として繁殖犬になるはずだった。
片目が見えず繁殖犬としてはダメと判断され、売りに出しても売れず、
捨てられたところを保護。
ジャック君もまた、声帯を切り取られている。
子供の頃に声帯を切り取られたせいか? 周りの筋肉が発達したのか?
かすかに小さなかすれた声で、「ハンハン」と泣くそうだ。
小夏ちゃんは全く泣けない。
大きくなってから声帯を切り取られたんだと思うと、ママさんはおっしゃった。
きっと不衛生な環境のもと、生理が終われば無理矢理子供を産まされて
声帯まで切り取られたなんて。。。あまりにも残酷だ。
ジャック君は、まだ幼いからか? 笑顔をみせてリカに
スンスンしたりした。
小夏ちゃんは、遊びを知らずに歳をとった。
「だから、他の犬と風格というのかなぁ・・どこか違うでしょ?」
と、ママさんは笑顔で言うのだ。
そして、温かく優しい目で小夏ちゃんとジャック君を見つめる。
他の子が無邪気に遊ぶ様子を見て、小夏ちゃんは何を思うのだろう。
「よかったね。優しいママさんのところに来て、よかったね。」
私には、その言葉しかみつからなかった。
小夏ちゃんとジャック君は、保護団体ワンダフルドックから、ママさんの子になった。
ママさんの話しによると、関東だと山梨、群馬、栃木などの
人里離れた山奥でそのような、悪徳なブリーダーが多いという。
親の脛かじりでニートをしてる子が、安易に金儲けできると
繁殖を始めたが上手くいかず、放置したケースもあるという。
売れないからと、生き埋めにするケースもあるとか。
信じられない悪行だ。
きっと今でもそのような環境の中で、犬としての犬格を奪われ
時に虐待を受け生きてる子たちがいるんだろう。。。
私はブログで、この事を是非載せたいと言ったら
「もう一人、保護された子を飼ってる人いるから」と、近くにいたママさんの知り合いを
紹介してくださった。
写真は撮らなかったが、可愛いプラチナシルバーのトイプーちゃん。
山梨の山奥の犬舎崩壊によって、野犬化となり
山を下りてきたところ、車に撥ねられたところを保護された。足の骨を折ったという。
飼主さんのパパさんは「ある意味ラッキーな子」とおっしゃる。
もし、事故にあわなかったら保護されなかったかもしれないのだ。
もう、ここまで話しを聞いて頭の中が混乱してくる。
今までもブログで、保護された情報の拡散をしてる方や、
ボランティアで保護活動や、一時預かりをされてる方の記事は読んで知っていた。
実際に話しを聞き、保護され今では家族の一員となった子達を目の前にすると
その子が訴えているように思うのだ。
小夏ちゃんは、保護されるまで一体何を思い感じながら生きてきたんだろうか?
そして、何を見てきたんだろうか?
きっと、小夏ちゃんだけではなかったろう。
周りにも、同じような子達がいたことだろう。
声を奪われ、何も訴える事が出来ずにどんなにか苦しく辛く悲しかっただろう。
ジャック君は、小さい頃に声を奪われ泣くことも知らずに生きてきた。
種犬としてダメなら、売ろう。売れないから捨てる。
モノのように扱われ、一体どんな気持ちだったろう。
シルバーのトイプーちゃんは、生きるために犬舎から出てきたんだろう。
出てくる時も容易ではなかったろう。
きっと、お腹を空かせ喉も渇き山の中をさまよいながら生きてきたんだろう。
山では飢えで生きられないと思い、山を降りて来たんだろう。
きっと、まだまだ私の想像を絶するような事があったに違いない。。。
近日ブログで紹介させて頂きますとを言って、サヨナラしてランを後にし
カフェへと歩いた。
歩いているうちに不安がよぎる。
あいとリカは、ペットショップで出会い家族になった。
もしかして、あいとリカも悪徳ブリーダーのもとで生まれてはしないか?
カフェのコーヒーで気持ちを落ち着かせることが出来た。
が、頭の中はさっき聞いた話しがグルグルとまわる。
そして傍でおねだりしている、あいとリカの笑顔が心を和ませた。
帰りの車の中で、悲しみと憤りで涙があふれて止まらなかった。
これまでは、盲導犬の募金箱があればわずかながらのお金を入れたり
3・11の震災後にボランティア団体にタオルやドックフードを送った
くらいだった。
でも、あの子達と出会って自分に何が出来るのだろう。
どうすれば、あのような子達を少なく、イヤなくす事が出来るんだろうか。
自問自答の日々が続き、支援物資を送る準備をようやく始めようと
動きだすサチと旦那さん。
目をそむけてはならない、真実がそこにはあるのだ.
保護団体ワンダフルドックの詳細はコチラ→☆
見るだけでもいい。知ってもらう事が大事と思いリンクを貼りました。
最後に小夏ちゃん、ジャック君のママさん、トイプーのパパさん
お話しをしてくださって、ありがとうございました。
そして、長文を最後まで読んで下さった皆様に感謝いたします。
いつも「あいちゃんとリカちゃん」を見ていただき、ありがとうございます
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